
サッカーの話題です。興味がなかったらすいません。あくまで、個人的な意見です。
【日本五輪代表メンバー】森本、本田ら招集 青山、梅崎は落選
7月14日17時34分配信 ISM
JFA(日本サッカー協会)は14日、北京五輪に臨む代表メンバー18人
を発表。5月のトゥーロン国際でU-23代表デビューを飾ったFW森本貴幸
をはじめ、DF水本裕貴、MF本田圭佑らが招集された。
この発表されたメンバー選考に、かなり批判が集まっていました。
元々OA(オーバーエイジ)枠の招聘がうまく行かなかったあたりから、五輪サッカーの反町監督に、より批判が集まって(確かに優柔不断的な面もあったけど)ますが、もう少し深く掘り下げると監督だけが悪いのか疑問です。また
”オリンピックサッカー”及び”日本の実力”を勘違いしている人も多いように思います。
そもそもO・A枠は国際サッカー連盟
(以降FIFA)と国際オリンピック協会
(以降IOC)の軋轢から始まった微妙な制度で、未だに議論されていますが、
「とりあえず他国も使うからうちも使わなきゃ損」という感じの様に思います。
W杯優勝回数、金太郎飴の様に輩出されるスーパープレーヤー達。実質上世界NO.1といっていい(FIFAランキングなんて当てになりません)ブラジル
ですが、実は五輪サッカーでは金メダルを取った事がないのです。
「今年こそ悲願達成」と毎回このOA枠も積極的に使ってきます。
でも日本が、
「ブラジルでさえロナウジーニョ(在籍するバルサとの問題で、参加は不明ですが)らを呼ぶのに日本はなんで誰も呼ばないんだ!」
という意見に、単純には賛同できません。
まず、日本において五輪サッカーはあくまでも
“日本人監督の育成+a次世代フル代表の育成の場”
と少なくとも、私は思っています。日本サッカー協会(以下JFA)が勝利を優先していたら、ここ最近の監督の選出は(トルシエを除いて)あり得ません。
でも、“メダル取得命令”は出します。勝たなくてもいい試合で若手も監督も成長する訳がないので、それはそうですし、国際大会において、国民のプレッシャーも監督の経験に欠かせないと思いますから。しかし、大事なのはあくまで、「W杯」です。
ここに加えるオーバーエイジ選手はあくまで、国際経験の豊富な
- 世界で戦える日本の指導者の経験にプラスになる
- 若手をひっぱり、引き上げ、手本となれる
人間でなくてはならないと思うのです。育成ならば、OAには、試合に出なくても、中山ゴン
選手の様な、経験豊富で沢山学べそうな、ベテランを入れた方が若い選手の経験としては良い様に思う。
本場欧州での五輪サッカーへの国民意識は低く、日本で言えば、「U-17W杯(ジュニアユース選手権)」程度でしょうか?私は気になりますが、メディアの取上げ方も小さく、コアなファン以外は「え?そんなのやってたの?」という程度の関心のようです。
近年のサッカーブームで、ユーロも前回の2004と今年の2008はかなりメディアも取上げていましたので、ファンでなくても目にする事が多かったと思いますが、欧州では「W杯以上」とも言われるあの大会の後の、
「23歳以下(基本的に本来はアマチュア)しか出られない多種目国際スポーツ大会の中の一種目。」
など眼中に無いのでしょう。同時にオリンピック開催時期はユーロが終わって、各リーグやチャンピオンズリーグ予選等の開幕時期になります。
欧州ではクラブチーム至上主義が多く(日本も強豪国になる為に見習うべき点もあります)応援しているクラブの主力が、ユーロで消耗している上に、そんなショボイ大会のために代表に呼ばれ戦力がダウンするのをよしとしません。
代表の試合に関心が無いのではなく、それ程、或いはそれ以上にクラブを応援しているのです。そんな(代表のサポーター位)熱狂的なファンの中で選手は鍛えられていくのですから、逞しくなりますよね。
もちろんJリーグチームのサポーターにも熱狂的な人達は存在しますが、まだまだ規模が違います。(日本でも、サポーターの多いチームは強いですよね。レッズやアルビレックスなどは、[強い→応援する]では無く、[応援する→強くなる]の良い例です)欧州の強豪国はクラブで選手が鍛えられていくので、五輪やジュニアユースでの育成は考えないのです。若いうちからトップチームで活躍する選手の多くは、クラブのハエヌキですから、ジュニアユース(現U-〇〇W杯)や五輪サッカー等ショボイ大会(あくまで欧州の人の意識)の召集は、クラブが断ります。
おかげでヨーロッパの強豪国勢が力を入れない、それらの大会では、日本も驚く結果が残せたりします(色々知る以前、私も日本のジュニア世代が好成績を残すのが不思議だった)
それをふまえないと、クジ運でベスト4あたりになった時に、この世代ならW杯で闘えるなどの勘違いを起します。ブラジル、アルゼンチン、アフリカ勢は本気なので、それらの国に堂々と勝ってなら話は別ですが。
色々な意味で、クラブレベルの底上げがまだまだな日本。メディアのおかげもあって、代表至上主義が大勢を占めますので、当分ジュニア代表、五輪代表で育成をするのはしかたないし、それが悪いとも思いません(むしろ国際経験の無い日本人監督には良いかも)が、上に書いた事を誤解している人が多い様なので、記事にしてみました。
JFAは、五輪において絶対勝利が優先ではない(本音は)のだから、
「主に日本人指導者を育てる+次期A代表の育成の場所。その条件で勝利を目指している」
と位置づけて、ハッキリ公言するべきだと思う。
監督が自らクラブ側とOA枠の交渉をするというのもよくわかりません。私なんかよりも当然事情を熟知している協会なら、Jリーグでもいいかげん国際Aマッチデー(クラブよりもナショナルチームに拘束権がある期間)ではないこの時期のエース召集を断るチームがいても不思議じゃないし(むしろこれから当たり前になってくるはず)、Jの運営側と何らかの段取りがあってもいいと思う。
「考えられるベストの布陣をと言ってある」とか「メダル取得命令」と課題を付けるなら、
Jクラブとの交渉も、リーグ日程調整も全面バックアップ(五輪サッカーに無関心な欧州と違い大陸選手権の開催も重ならないし)しないと、オリンピックのサッカー監督はOA枠を含む召集問題で、毎回板挟みに会う。(もしかしてA代表の岡田監督も各クラブと一々交渉してたりして)
とにかく勝利か、あるいは育成か?五輪の位置づけを曖昧にして、何でも「反町監督の判断」と、責任かぶせる[JFA]の方針の方がまず問題だと思ってしまうんです。(特別に反町監督を擁護したい訳ではありません)
「メダル奪取命令」を受けた、反町監督の選出基準は現実的で、結果を求められれば、現状のコンディションを優先してしまうのは仕方ない。
多分、開催国の中国がいるC組がうらやましいと思ってると思う。開催国の力か?逆にAなら絶望的だったけど。
恐らく、反町監督の思惑は、
- これなら柏木、水野といった、コンディションが今一のファンタジスタより、技術が落ちても元気なMF。
- アメリカは強いが、こういった大会のGLの初戦はどこのチームも硬くなるのが常なので、まず堅守で勝点1、あわよくば3。
- 慣れてきて、日本が本調子でも、2戦目のナイジェリアには、まず勝てないので勝点は0〜1。
- 幸いにも恐らく勝点3を取れる可能性が一番高い(B代表クラスで関心も薄い。あくまでこのグループの中では)オランダ(この時点で、オランダのグループ敗退が決まってればなお〇)が3戦目で勝点は3仮にアメリカに勝っていれば1でも。合計5〜7ポイントでG・L突破。
という感じだと(勝手に)思います。
次世代のタレントをほぼ外した選考に批判が多いですが、この世代の
ファンタジスタ
と期待されてるサンフレッチェの柏木やセルティックの水野あたりが、現時点で、メッシ、ロビーニョ並ならともかく、冷静に、少ない登録枠で3戦負けない戦いするには現実的かも。(個人的に柏木は観たいけど)
私も大分批判的に書いてばかりですが、JFAの日本の指導者を育てる方針には期待してるんですよ。技術、体力、身体能力の優れた世界的選手より、頭脳、精神、理論等の世界的サッカー戦術家の方が日本人の可能性として現実的な気がするし。(時期はともかく)
何よりとりあえず、個人的には岡田監督より、よほど「やりたいサッカー」がハッキリしてみえる反町監督の決断を応援します。冷静に考えれば、グループリーグ突破で健闘、メダル獲ったら反町監督は日本人最優秀監督間違いないので、希望ですが、A代表に・・・
がんばれー「U-23日本代表」
欧州が無関心でも、日本は熱い
。そんでやっぱり私は日本人。。
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